UI 
MRI ウィンドウのコントロールとメニューの説明。
コントロール 
1: MRI Window
MRI ウィンドウはリサイズが可能です。また、複数のウィンドウを同時に利用できます。ウィンドウの初期位置やサイズは設定で変更できます。
2: Menubar
メニューは別項目で説明します。
3: Scope Listbox
ターゲットオブジェクトの参照したい情報を選択します。MRI では情報の種類をスコープと呼ぶことにします。
4: Implementation Name Edit
オブジェクトの実装名です。OOo Basic のようにオブジェクト名を取得できないため仕方なく実装名を表示しています。
ターゲットが struct のときにはオブジェクトタイプと同じになります。
5: Object Type Name Edit
ターゲットのタイプです。com.sun.star.reflection.CoreReflection サービスから取得しています。
6: History Listbox
ターゲットの履歴です。以前のターゲットに戻ることができます。
7: Go Back Button
一つ前の履歴に戻ります。
8: Go Forward Button
履歴を一つ次に進めます。
9: Search Text Edit
検索したい文字列を入力します。
10: Search Button
カーソル位置から検索を実行します。
11: Open IDL Reference Button
IDL リファレンスのページを開きます。このボタンの動作は選択中のスコープに依存します。このボタンを利用するには、設定項目で IDL リファレンスおよびブラウザ設定を行う必要があります。
Properties または Methods スコープのとき、選択範囲が "." で始まっているときには "com.sun.star" を補った文字列を IDL リファレンスのターゲットページとみなします。また、Methods スコープでは選択文字列が空のとき、カーソルの位置のメソッドを定義しているインターフェースのページを開きます。Interfaces または Services スコープの時には、カーソルのある行のページを開きます。
12: Information Edit
情報が表示されます。表示行をダブルクリックすることでプロパティ値の取得、設定またはメソッドの呼び出しが行えます。
このコントロールのフォントおよび文字サイズは設定で変更できます。また、ショートカットキーが利用できます。
13: Information Label
情報を表示します。
14: Code Edit
コードが表示されます
Tools メニュー 
ツールメニューのチェックメニューの状態は設定に保存できます。設定ページを参照してください。
- Sort A-z
- 選択されているとき、情報エディットの項目が A-Z a-z の順に並べ替え手表示されます。
- Abbreviated
- 選択されているとき "com.sun.star." を "." (ピリオド). たとえば、"com.sun.star.lang.XComponent" は ".lang.XComponent" のように表示されます。 If Detailed 項目が選択されているときには Abbreviated は無視されます。
- Detailed
- 選択されていないとき、タイプ名はそのクラス名で表示されます。TypeClass 名の一覧はcom.sun.star.uno.TypeClass enums にあります。
- Show Labels
- 選択されているとき、情報エディットにラベルが表示されます。
- Code
- コード?生成メニュー
- Configuration...
- IDL リファレンスのディレクトリを設定したいとき、利用するブラウザのパスにこのメニューを利用します。メニューを選択すると設定ダイアログが開きます。また、MRI ウィンドウの初期位置とサイズを設定できます。
詳細は設定ページを参照してください。
Targets メニュー 
このメニューから Desktop, ServiceManager, 新しいサービス、新しい structs に直接ターゲットとしてアクセスできます。
- Desktop
- Desktop を選択すると、com.sun.star.frame.Desktop サービスの新しいインスタンスをターゲットとします
- ServiceManager
- ServiceManager を選択すると com.sun.star.lang.XMultiComponentFactory インターフェースをデフォルトコンテキストからターゲットとして取得します
- Services
- 選択するとダイアログにエディットボックスが表示されるため、作成したいサービス名を入力してください。
- Structs
- サービス同様に新しく struct をターゲットとして作成します
- Configuration
- 入力したノード名から com.sun.star.configuration.ConfigurationUpdateAccess サービスを作成します。
- Frames
- 一般的なアプリケーションのフレームは com.sun.star.frame.XFrames インターフェースの append メソッドによりフレームコンテナに追加されています。
Desktop から取得できるフレームコンテナに含まれるフレームにこのメニューからアクセスできます。
フレーム名が選択されたとき、MRI はそのフレーム名を持つフレームをターゲットとして取得しようとします。フレームが無いときには取得に失敗します。これらのフレームのエントリーは Targets メニューを選択したときに自動的に更新されます。
フレームオブジェクトを取得すると、ターゲットは com.sun.star.frame.XFrame インターフェースです。もし、そのフレームに所属するドキュメントのモデルオブジェクトを参照したいときには、Controller プロパティ、次に Model プロパティを選択してください (または getController メソッドおよび getModel メソッドを利用できます)
Mode メニュー 
このメニューは Properties スコープでのみ効果があります。Get および Set 項目は交互選択メニューです。
- Get
- Get モードが選択されているとき、プロパティ値を取得して表示します
- Set
- プロパティが数値、文字列、真偽型のどれかの値を持つとき値を設定します
Window メニュー 
他のドキュメントのウィンドウに切り替えます。
Help メニュー 
MRI のヘルプ。
- Documents
- このファイルを開きます。
- What's This?
- コントロールの拡張ツールチップを表示します。
- About MRI
- MRI とバージョン情報を表示します