*DbgInfo2sheet このサイトの OpenOffice.org Basic のコード中でよく見かける DbgInfo2sheet 関数について説明します。 OOo Basic のオブジェクトはプロパティーやメソッドを持っています。しかし,そのオブジェクトがどのようなプロパティーやメソッドを持っているかを調べるには,変数を見ているだけでは分かりません。オブジェクトに対してこちらからなにかを行ってやる必要があります。 このためには,オブジェクトには Dbg_xxx というプロパティーが備えられています。''Dbg_Properties'', ''Dbg_Methods'', ''Dbg_SupportedInterfaces'' の三つです。 それぞれ,そのオブジェクトのプロパティー,メソッド,インターフェースの一覧を文字列として持つプロパティーです。 たとえば,ドキュメントオブジェクトの情報を知ろうとすると,次のようにプロパティーへアクセスします。 Sub dbg_xxx Dim oDoc As Object oDoc = ThisComponent MsgBox oDoc.Dbg_Properties MsgBox oDoc.Dbg_Methods MsgBox oDoc.Dbg_SupportedInterfaces End Sub このようにすることで一覧を見ることができます。しかし,可読性には優れません。というより読みにくいです。 そこで,これらをまとめて見やすく整形するのが DbgInfo2sheet です。 実行すると,次の絵のような感じになります。 Sub dbg_dbginfo2sheet Dim oDoc As Object oDoc = ThisComponent Globalscope.BasicLibraries.LoadLibrary("mytools") DbgInfo2sheet(oDoc) End Sub &ref(dbginfo2sheet.png); 一つの新しい Calc ドキュメントにプロパティー,メソッド,インターフェースをシートごとに分けて出力します。また,プロパティーなどを部分的に太字にしたり見やすく整形します。 シートにセルごとに分けて出力することでドキュメントを見やすく,また再利用することができると思います。 自分でプロパティーやメソッドごとに説明を書き込むとより使いやすくなります。 **インストール DbgInfo2sheet を使いたくなってきたら,インストールしましょう。 DbgInfo2sheet は OOo に標準で入っていないので,ファイルからインストールする必要があります。 &ref(OOoBasic/Macros/DbgInfo2sheet/DbgInfo2sheet_01_install.sxw); からファイルをダウンロードします。 ファイルをダウンロードしたら,ファイルを OpenOffice.org Writer で開きます。 +開いたファイルにある「インストール」ボタンをクリックします。 +ダイアログが表示されるので,ダイアログにしたがってインストールします。 これでインストールが完了です。 使用の際は, Globalscope.BasicLibraries.LoadLibrary("mytools") として事前にライブラリを読み込んでおくといいです。 **そのた |